「二見興玉神社」(3) 蛙岩編

こんにちは。
「かえる石ペーパー」編集担当の蛙旅団です。
「かえる石ペーパー」がペーパーレスになって久しいですが、読者の皆様、お変わりありませんでしょうか?

今回は「二見興玉(ふたみおきたま)神社」から見える蛙岩をガン見してきました。

二見興玉神社といえば

二見興玉神社は、三重県の海岸沿いにある「夫婦岩」が有名な神社です。
「夫婦岩」と日の出とのコラボレーションは大変神秘的です。

二見興玉神社の目の前の伊勢湾は、伊勢志摩国立公園に属しています。
国の名勝に指定され、日本の渚百選にも選ばれているとのこと。
江戸時代、お伊勢参りがブームだったころは、ここ二見興玉神社で禊ぎを行い伊勢神宮に参拝するのが観光ルートでした。

二見興玉神社の御祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)で、縁結び・夫婦円満・交通安全などにご利益があるそうです。

蛙岩はどこにある?

参道を進むと、夫婦岩が見られる場所に説明板がありました。
手前から時計回りに、屏風岩、獅子岩、烏帽子岩(通称 蛙岩)、夫婦岩と配置されているようです。

そして、別の立札には烏帽子岩が蛙岩に似てきた!とあります。

    古来烏帽子岩とよばれて
    おりましたが 御神威か近年
    蛙の容姿をなして参りました
    神様のお使い
     蛙岩(親子蛙)

それではご覧ください「蛙岩」

蛙岩(親子蛙)

ガン見してみましたが、どうしても「親子蛙」には見えず。
しかし、上部の岩石はとてもとても「蛙」に見えます。
この位置から見える蛙岩は、両手を体に下に入れて、温めてる姿のようです。
ですが、土台の岩石と、蛙岩との間に亀裂があり、離れているように見えます。
人が加工(人為的に置いている?)可能性もなきにしもあらず、、、ですが、この角度で滑り落ちないということは、やはり一部はつながっているのでしょうか!??

いろいろな位置からの蛙岩

参道をぐるりとすると、蛙岩はいろいろな表情を見せます。

2000年撮影
2009年撮影
2000年撮影 前足があるように見える
2009年撮影 ツノガエルっぽい

二見浦周辺の地質

蛙岩や夫婦岩の石の種類は結晶片岩と呼ばれるもので、板状に割れやすい性質をもっています。
侵食によって変形していくと思われますので、蛙の姿で鑑賞できる期間は、今のうちかもしれません。

(取材日:2000/9/7、2009/7/9、2011/2/5、2019/3/23)

参考文献

地図と情報

二見興玉(ふたみおきたま)神社

住所 :三重県伊勢市二見町江575
電話 :0596-43-2020
休業日:年中無休
関連URL:二見興玉神社サイト|お伊勢参りは二見から 二見興玉神社

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