こんにちは。
神社寺院の「かえる」な情報を集めている蛙旅団です。
旅人の列車に乗って福岡県、太宰府駅にやってきました。
太宰府天満宮
訪れましたのは「太宰府天満宮」。
公式サイトによりますと、
福岡県太宰府市の神社、太宰府天満宮。
学問・文化芸術・厄除けの神様である菅原道真公が
永遠にお鎮まりになられる全国天満宮の総本宮です。
太宰府天満宮の参道に、池にかかる朱色の太鼓橋があります。
本殿に参拝すべく、渡っておりました、まさにその時、わたくしのカエルセンサーが反応したのです。
かえるはどこにいる?
案内板によりますと、この池は「心字池」。
またしても公式サイト様の案内を借りますと、
延喜5年(905)、最初に心字池を造ったのは、
道真公の門弟である味酒安行であると伝えられています。
心字池という名前は、漢字の「心」を象ったことに由来しています。心字池に架かる三つの橋は太鼓橋と呼ばれ、
それぞれ過去・現在・未来という仏教思想に基づく三世一念を表します。
太鼓橋を渡って心身ともに清め、天神さまがいらっしゃる御本殿へお進みください。
では、さっそく向かってみましょう。
大小2ヒキのかえる像が確認できます。
池の水にはばまれて、近くまで行けないのが、残念です。
かえる像は、建物の前面に置かれることが多く、背面を撮影するのが難しいのだけど、ここは見放題です。
実は、この池、あの番組「池の水ぜんぶ抜く」の2018年11月18日(日)放送回「太宰府天満宮の顔「心字池」をピカピカにキレイにしたい!福岡県・太宰府天満宮」に写っておりました。
が、しかし、置物の「かえる」のことには誰も触れていませんでした。
全国にある「心字池」
旅慣れている方は「どこかで聞いたことある心字池」と思われたことでしょう。
「心字池」と名のつく池は、全国にあるのです。
「心字池」は日本庭園の一般的な要素であり、隣の南禅寺を始め京都の多くの寺院で見ることができる。 池はその形にちなんでその名前が付けられており、「心」、「精神」、あるいは「核」を意味する漢字の「心」の草書体に何となく似ている。このような形式の心字池は臨済宗の僧で、多くの寺院を創設し、南禅寺の住職を務めた夢窓疎石(1275–1351)によって広められたと思われる。心字池は、住職の住まう古方丈に近く、その意味と配置の両方で、住職が沈思黙考と反省を促すのに役立つ。
地域観光資源の多言語解説文データベース
これでわかるのは「心字池」は仏教に由来する造形ということです。
太宰府天満宮のサイトも「太鼓橋」について、このように言ってましたね。
心字池に架かる三つの橋は太鼓橋と呼ばれ、
それぞれ過去・現在・未来という仏教思想に基づく三世一念を表します。
太鼓橋を渡って心身ともに清め、天神さまがいらっしゃる御本殿へお進みください。
現在の「太宰府天満宮」は神社ですが、元々は天台宗の影響を受けた「安楽寺天満宮」というお寺でした。
その後、1868年(慶応4年)に、政府から「神仏分離令」が布告され、1871年(明治4年)に、安楽寺天満宮から太宰府神社に改称し、1947年(昭和22年)天満宮号を取り戻しました。
現在の「太宰府天満宮」という名称は、わりと近年の名前だったんですね。
「心字池」のかえる、どうやってあそこまで運んだのか、気になるなーと思いつつ、太鼓橋の上から眺めてみてはいかがでしょう。
太宰府天満宮の境内散策
さて、大宰府天満宮を散策して、撮影しました。
いろいろな像が置かれていて、楽しめました。
太宰府天満宮、ぜひご参拝ください。
(取材日:2002/2/11、2015/5/1)
参考文献
地図と情報
太宰府天満宮
住所 :福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
電話 :092-922-8225
休業日:-
関連URL:太宰府天満宮|全国天満宮総本宮