蛙の絵師、河鍋暁斎の作品を展示する「河鍋暁斎記念美術館」

こんにちは。
世界の美術館を巡って「かえる」を鑑賞したい!蛙旅団です。

今回は、蛙の絵師と呼ばれている、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)についてご紹介します。

河鍋暁斎(かわなべきょうさい)とは?

幕末から明治に活躍した絵師・河鍋暁斎は、三歳で蛙を写生し(初めての写生)、その後、生涯にわたって蛙を描き続け、身の回りにさまざまな蛙の小物を置き、墓石まで蝦蟇の形をしているという、徹底ぶり。

暁斎デザインの灯籠(河鍋暁斎記念美術館蔵)
暁斎の墓石(瑞輪寺・東京都台東区)

どれだけの蛙作品があるかというと…

『暁斎と蛙』(かえる友の会刊)の巻末には暁斎の「蛙」作品一覧が載っており、河鍋暁斎記念美術館所蔵が76点、同館以外も含めると計105点の蛙作品が現存しているようです。

暁斎の絵、見たくなりましたか?

では、暁斎の作品がいつでも見られる「河鍋暁斎記念美術館」に参りましょう。

河鍋暁斎の作品が常時展示されている「河鍋暁斎記念美術館」

「河鍋暁斎記念美術館」は、埼玉県蕨市にあります。
1977年、暁斎のひ孫にあたる館長が、自宅を改装して開館しました。
暁斎の下絵、画稿類を中心に3000点あまりを所蔵し、1~2ヶ月毎にテーマを替えて展示が行われています。

美術館にはミュージアムショップが併設されていて、オリジナルグッズなども充実しています。

グリーティングカード
一筆箋


館内に展示されているカエル

1~2ヶ月毎にテーマを替えて展示が行われている「河鍋暁斎記念美術館」ですが、管理人の経験からすると、7、8月の企画展には、暁斎の蛙画が展示されている率が高いです。そして、7、8月は、同美術館内に事務所をおく「かえる友の会」会員たちのカエルコレクションを展示した「かえる展」も開催されています。

「河鍋暁斎記念美術館」で開催される「かえる展」は、企画展示室とは別棟にあって、通路から中庭が見えるのですが、そこに蛙像も置かれています。

こちらは、暁斎の作品ではなく、寄贈されたものとのことです。

(取材日:2001/1/15、2005/7/31)

参考文献

河鍋 暁斎 (著), 山口 静一 (編集), 及川 茂 (編集)

地図と情報

河鍋暁斎記念美術館(かわなべきょうさいきねんびじゅつかん)

住所 :埼玉県蕨市南町4-36-4
電話 :048-441-9780
休業日:毎週火・木曜、毎月26日~末日、年末年始
関連URL:公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館河鍋暁斎記念美術館(X)

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