「かえる友の会」の歴史と入会方法

こんにちは。
世界の「かえる」な情報を網羅したい蛙旅団です。

今回は、かえる好きにとっては、魅力的な響きに興味深々の「かえる友の会」についてご紹介します。

かえる友の会とは?

「かえる友の会」とは、かえる好きが集まったコミュニティ名ってことは一目瞭然ですが、
はたして、そのような団体が存在するのか!?

はい。
存在します。
ほんとうに。

「かえる友の会」で検索してみると。。。

AIが回答してくれました。


かえる友の会は、会員のコレクション展を開催したり、お台場かえるフェスタを開催したりしています。また、河鍋暁斎記念美術館内にあるかえる友の会事務局では、「かえる通信」を発行しています。

試験運用中の生成AIの回答

この文面から察すると「かえる友の会」なる団体は、「河鍋暁斎記念美術館」内に事務局があるとのこと。

河鍋暁斎記念美術館と「かえる友の会」誕生秘話

1897年、「河鍋暁斎記念美術館」では第一回「かえる展」が開催されていました。

なぜ「かえる展」が?

それは、「河鍋暁斎」なる人物が関係しています。

河鍋暁斎(かわなべきょうさい)とは

幕末から明治に活躍した絵師・河鍋暁斎は、三歳で蛙を写生し(初めての写生)、その後、生涯にわたって蛙を描き続け、身の回りにさまざまな蛙の小物を置き、墓石まで蝦蟇の形をしているという、徹底ぶり。

見習いたい!

かえる友の会刊『暁斎と蛙』によりますと、ロンドン大英博物館が所蔵する暁斎の作品76点のうち、12点に蛙が描かれているとか。

また同書の巻末には暁斎の「蛙」作品一覧が載っており、河鍋暁斎記念美術館所蔵が76点、同館以外も含めると計105点の蛙作品が現存しているようです。

「かえる友の会」誕生秘話、再び

さて、「かえる友の会」発足の2年前、1986年「河鍋暁斎記念美術館」では、美人画の企画展が開催されていました。

その傍らに、蛙好きの暁斎にちなんで「蛙」の作品を併せて展示すると、暁斎の美人画よりも、「蛙」目当ての来館者が大半を占めました。

来館者の中の「蛙好き」たちの協力により、翌1987年に第一回「かえる展」が開催されました。

この「かえる展」は反響をよび、「これだけ「蛙好き」の方がおられるなら、交流の場ができていいかもしれない」と感じた美術館館長(暁斎のひ孫)は、会場にノートをおいて希望者を募ったところ、数十人の記帳がありました。

これを元に、翌1988年6月5日発足したのが「かえる友の会」です。

「かえる友の会」に入会できる?

「河鍋暁斎記念美術館」の「友の会」ぺージによりますと入会条件がありました。
蛙コレクションを所有していないミニマリストの蛙好きさんには、キビシイ条件かもしれません。
が、コレクションといっても、蛙グッズのことなので、ほとんどの蛙好きさんには、入会資格があるもと思われます。

入会条件
蛙のコレクションを1点以上お持ちの方は、どなたでもご入会いただけます

会費
入会金 1,000円(一般、家族会員、小・中学生ともに)
年会費 3,000円(4月1日~翌年3月末日)

参考:(公財) 河鍋暁斎記念美術館 かえる友の会 入会条件

どんな活動をしているの?

「かえる友の会」の活動はSNSで知ることができます。

暁斎の蛙作品から始まったこの集まりは、「河鍋暁斎記念美術館」に事務局をおき、毎年夏に開催する「かえる展」、会員の作品を展示即売する「かえる秋祭り」、機関誌「かえる会報」「かえる通信」の発行などの活動をしています。

ちなみに、6月6日は『かえるの日』でSNSでは大盛り上がりをみせますが、
「かえる友の会」の会員で作家の矢島さらさん(wiki)が1998年に、かえるの鳴き声「けろ(6)けろ(6)」の語呂合わせから記念日提唱したのです。

(取材日:2001/1/15、2005/7/31)

掲載情報

「かえる友の会」様より依頼を受けて、2009年に刊行した『日本全国かえる巡り』。
完売したんですね、よかった。

参考文献

地図と情報

河鍋暁斎記念美術館(かわなべきょうさいきねんびじゅつかん)内「かえる友の会」事務局

住所 :埼玉県蕨市南町4-36-4
電話 :048-441-9780
休業日:毎週火・木曜、毎月26日~末日、年末年始
関連URL:公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館

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